Blue Field

デザイナーとして働く2児の父

お金のかからない趣味はあるのか?

学生時代や社会人になりたての頃「趣味は?」と聞かれると「クルマです。」と答えてきた。
 
実際に旧車や絶版車と言われる安価な国産中古車を購入し、車の下に潜り込み改造を施したり、行きつけの整備工場に通った。夜は同じ車好きの友人と山道や高速道路を走らせていた。そして今の妻と出会い結婚して子どもが産まれると収入のほとんどが生活費に消えていくので趣味が「クルマです。」と答える余裕もなくなり「運転です」に変わった。そして子どもがサッカーなど習い事が増えると休日のドライブも減り、いつしかその運転さえも趣味と言えるほど距離を乗らなくなった。クルマもスポーティーカーから居住空間や燃費を考慮したミニバンへと乗り換え完全にクルマも運転も趣味ではなくなってしまったのは僕だけではないだろう。自分からクルマが無くなると一体何が残るのかと思うほどクルマ好きだったので寂しい限りだが、この10年でお金もかからず健康にも良いモノに出会い、最近ではようやく趣味だと胸を張って言えるようになった。
 
それが「ウォーキング」である。それは競技的なものではなく都内を5km、10km、30kmと歩いて気になるお店をチェックし1万円という限られた小遣いの範囲で食べ歩くと言うものである。都内を歩くと珍しいクルマに遭遇したり興味深い建物を発見したり、どこかで観たり聞いたりしたお店を見つけたり、健康面以外の精神的ストレス解消にも大きく貢献してくれる。そしてバスや電車を使わないので交通費の節約にも貢献しているはずである。最寄りのJRの駅までの毎朝40分を歩くのは当然のこと、時間があれば客先や打ち合わせ先から歩いて帰宅するのが当たり前になっており、1時間から長いと7時間くらい歩くこともある。僕の体重は68kgから70kgくらいなのだが、あれだけ食べてこの体重を維持できているのも歩いているおかげだろう。
 
今もクルマは大好きだが昔のようにクルマ雑誌を買うことはできないので立ち読みで済ませている。今は便利なご時世で自動車情報をもネットで閲覧出来るので僕のクルマ欲もだいぶ満たされている。憧れの車は憧れのままに、自分には可愛い子どもが二人もいるのだからそれで十分。クルマに全く興味の無い妻だが、彼女は多くの習い事をしてきて、たくさんの資格を持っているまさに多趣味な女性だ。だが僕の趣味はこの「ウォーキング」と強いて挙げれば「可愛い息子たち」である(笑)それで十分ではないだろうか?でも、もし自分が生まれ変われたなら来世では好きなクルマに存分に乗りたいと夢見ている。