Blue Field

デザイナーとして働く2児の父

神も仏もいない

忘れた頃に必ずテレビやネットのニュースで流れる虐待やDVによる事故や事件。

何年か前のこと。夜の住宅街を歩いているとマンションのベランダから女の子のすすり泣く声が聞こえた。僕の考え過ぎなのかもしれない。ちょっとしたおしおきかもしれない。でも気になってしばらくその場を離れることができなかった。

ファミレスで食事をしていたときのこと。子供がテーブルに何かをこぼしただけで聞き取れないくらいの早口で怒鳴りはじめ、我が子の頭を叩く母親。顔を真っ赤にしカッと目を見開いたその顔はとても人のものではないと震えた。

駅の改札口で幼児スーツに蝶ネクタイの3、4歳の男の子がスタバのクリームたっぷりのドリンクを床にぶちまけてしまった。改札機の床も男の子もクリームでベトベトである。前を歩いていた母親は 「何やってるの!」「ダメだ...もう間に合わない...」 と連呼する。子どもはワンワンと泣いている。逆ギレもいいところだ。

おもちゃ売り場から子どもの泣き叫ぶ声がした。「お母さんごめんなさい!」「あんたなんかが触わって壊したら弁償できるの!?もうお母さん行くからっ!」「待ってお母さん!ごめんなさい!ごめんなさい!」「ほらもう49分じゃない!この馬鹿がっ!」 と言い子どもの顔を平手やグーでバシバシと殴りだした。

スーパーのエスカレーターで母親が小学4年生くらいの娘に「お前バカだろ!だから勉強も出来ないんだよ!」「こっちは働いて疲れてるのによー!」「何でも欲しい欲しい言いやがって!」「そんなに欲しけりゃテメーで働いて買えよ!」「帰ったらそのまま出てってもらうからな!」女の子はずっと泣いていた。
 
子供を3人連れて洋服を選んでいる母親がいた。3歳くらいの末の男の子が洋服の隙間に隠れてハンガーを下に落とした瞬間、母親が平手で子供の頬を叩いた。子供は倒れこみ泣き出した。

まだまだある。
 
虐待の現場に遭遇すると涙が出そうになる。この子たちは本当に怒鳴られ殴られるほど悪いことをしたのだろうか?この世に生を受けたのに、こんな不公平があってよいものだろうか?そしてその感情は激しい怒りへと変わるのだ。
 
育った環境や社会のせい?ホルモンの影響だって?そんなの全く関係ない。なぜなら彼ら彼女らは人の成りはしているが実際は人間ではないのだから。
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